10 年ぶりの東京

　　ほぼ10 年ぶりに東京都内に滞在した。大手町や新宿だけではなく、主な駅周辺にニュキニョキと光り輝く高層ビルが競うようにそびえ建って圧倒されます。〇〇ヒルズや〇〇ガーデンなどが誕生したことは聞いていましたが、立ち寄ったことはありません。宿泊先の近くに麻布台ヒルズと呼ばれる真新しい街が生まれ、地下鉄に乗るため寄りました。長崎の連れ合いとキョロキョロしながらこのような会話をしました。「我が故郷に百年後までにこんな建物が出来るだろうか」、連れ合いは「無理だね」とこぼす。六本木の土地柄でしょうか、ビルの玄関に大きなオブジェががデ～ンと置いてあったり、広々としたエントランスには植物園があるようないくつものビルを眺めていると「地方の富が一極に吸い込まれた姿だなぁ～」と私、連れは「海外からもね」とお互いに嘆きました。
新宿で楽しんだ後、夜中の2 時頃に宿泊先の近くのコンビニに立ち寄りました。松江周辺に比べると少々小さい店舗で間口が2間ほど、奥行きは15m 位、店内は10 人ほどのお客が品を求め、レジ待ち客が10 人以上も並ぶ光景に思わず「昼間では？」と驚きました。深夜働くのは何故か東南アジアの人ですが、このお店も20 歳台であろうアジア人がひとりでお客の対応をしていました。私は飲み物とスイーツを持って並びましたが、レジ待ちの人に隠れて見えなかった無人レジが1 台あったので3 番目として並び替えました。前の客が手にした赤外線でバーコードを読みとる動作を見て、松江にあるスーパーの無人レジと同じ要領だと理解しました。商品の買い上げも代金決済もバーコードでできるので無難に会計を済ませました。ところがレジ袋に入れてない二つの品を持って店を出ることに何か違和感を覚えました。店員とアイコンタクトしたくても、会計が忙しくて私を見る余裕も無く、見張り役もいないので、商品を手にしたまま出るのは万引したようなヘンな感覚を覚えました。後で思うと、店内にはスタッフの代わりに何台ものカメラが私を監視しているので、カメラに向かってアイコンタクトをすれば気が休まったかと思いました。
コンビニが誕生して50 年だそうです。当初は自宅の冷蔵庫替わりとしての役割でしたが、オニギリをはじめ中食（ナカショク） 品が食生活を変え、旅は肌着やコスメ品の心配が無くなり鞄は軽くてすむようになり、収納代行や現金の出し入れは深夜・休日でも対応してくれるので助かっており、全国に広がったコンビニに感謝します。一方東京のビルや歓楽街、交通インフラには格差を実感し、我が故郷は貧困地になったのではと思いました。（や）

人材紹介と人材派遣（人材部門）

　人材紹介と人材派遣は、両方とも企業が人材を確保するための手段ですが、その方法や役割には重要な違いがあります。以下にそれぞれの違いを事例を交えて説明します。
人材紹介： 人材紹介は、企業が求める人材像に合った候補者を見つけ、その候補者を企業に紹介するサービスです。一度紹介された候補者が採用された場合、その候補者は直接企業の雇用となります。人材紹介会社は、企業の要件に応じて適切な候補者を見つけるために、広告やネットワークを活用し、適格な履歴書や面接を行います。
　例えば、ある企業が経理部門のマネージャーを募集しているとします。人材紹介会社は、その企業の求める条件に合致する経験豊富な経理マネージャーを見つけ、その候補者を企業に紹介します。企業は紹介された候補者と面接を行い、採用の可否を決定します。採用された場合、その候補者は直接企業に雇用されます。
人材派遣： 人材派遣は、企業が一時的な人手不足を補うために、人材会社を通じて一定期間の契約で労働者を提供するサービスです。人材派遣会社は、労働者の採用や雇用に関する責任を負い、派遣された労働者は企業の指示に従って作業を行いますが、直接その企業の雇用とはなりません。
　例えば、ある企業が季節的な需要増加に備えて一時的に補助的な労働力を必要としているとします。この場合、人材派遣会社は、その企業に適した労働者を派遣し、一定期間その企業で働くよう手配します。企業は労働者の指揮命令権を持ちますが、その労働者は派遣元の人材派遣会社の雇用下にあります。
このように、人材紹介と人材派遣は、企業が人材を確保するための手段としては似ていますが、その役割や関係性には重要な違いがあります。
人材紹介： 求職者⇨人材紹介⇨企業　雇用関係は求職者と企業
人材派遣： 求職者⇨人材派遣⇨企業　雇用関係は求職者と人材派遣
（けん）