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■2008年3月号 |
出雲は古来より大陸との環日本海交流がおこなわれており、お酒も大陸からの渡来人によって伝わったと言われており、それを裏づける神社があります。 それが出雲市小堺町にある佐香（さか）神社（松尾神社ともいわれています）です。主祭神は久斯之神（別名「少名彦神」で薬やお酒の神様です）出雲国風土記中に登場します。「酒」の呼び名は地名「佐香」が「サケ」に変わったといわれてます。 佐香神社では毎年神在月（出雲の神無月の呼名）に仕込まれた濁酒（税務署が認める）を神前に供え、大盃に注がれたその神酒を、出雲杜氏達が頂戴し神と相掌するという、古代の酒造祭神をみるような全国的にも類がない祭がおこなわれます。高い技量を持つ出雲杜氏はこの地域で代々受継がれています。 また、有名な「ヤマタノオロチ神話」はスサノオノミコトが出雲で八塩折（やしおり）という特殊なお酒をつくらせてオロチを酔わせて退治する有名なお話です。このオロチを酔わせた八塩折の酒は、いったん熟成したモロミを搾って濾別した酒でさらに仕込むという作業を繰り返す、非常に手間がかかる醸造法でとても贅沢なお酒です。神話の頃より出雲の佐香周辺にはハイクオリティなお酒が造られ、いくつかの醸造木技術を持ち、祭事などに欠かせなかったと想像できます。 口当たりが良く、たくさんいただけ、オロチも快く寝ることができる魅力的お酒は、どんな味がするのだろうと思っていたら松江に八塩折仕込みの酒がありました。 生贄を食べる恐ろしい妖怪ヤマタノオロチが飲んだという八塩折の酒は、熟成が重なり、薄く琥珀色をしています。しっかりとした日本酒の味と果実のような丸く甘い香りが口の中でとろけるようです。オロチはこの美酒に酔い、寝込んでしまったのかと少しオロチに同情してしまいました。（や） |
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隠岐島のユネスコ「世界ジオパーク」承認への取組
現在ユネスコが承認する世界ジオパークは約５０箇所です。日本ではまだ一箇所も承認されておらず日本地質学会が提唱し、地域の活性化のための取組として承認を目指しているエリアが１０箇所ほどあるとのことです。山陰エリアでは「京丹後市網野海岸から鳥取砂丘までの約七十五キロの山陰海岸国立公園を「山陰海岸ジオパーク構想」として活動をしています。 隠岐島の基盤となっている岩は広域変成岩（隠岐片麻岩）です。これは国内最古の岩石で約４億年前の基盤岩の一部と見なされているとか。また隠岐島で産出される黒曜石は、約２万年前に朝鮮半島やウラジオストック、ナホトカまで運ばれていたことが、遺跡調査により明らかにされているそうです。また、隠岐島は多様な岩石で形成されている島であるとともに、特徴のある植物分布も見逃せないとのことです。古くから日本海交流の拠点であったがために、多様な文化が育まれ、後鳥羽上皇、後醍醐天皇が配流の地であった隠岐島は「知られざる魅力」に溢れた観光資源の"宝の島"ではないかとあらためて思い直しています。（み） |
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 弊社社員が気がついた 「ちょっといい話」を連載しています。 僕は仕事を通じてボランティアやＮＰＯなどで活躍されている方々にお話を伺う機会が多くあります。みなさんの素晴らしいお話を伺うたびに「すごいなあ」とか「自分もこうあるべきだよな」など感動し、僕もこのボランティア活動に参加したいとさえ思います。 しかし、取材から帰ってきて記事にして仕事が終わってしまうと取材の直後に考えていたこともどこへやら…。  結局今まで自分からボランティア活動に参加したことは一度もありません。「最初の一歩」って本当に難しい。せっかく社会のために頑張っておられる方を紹介させてもらえる仕事をしているのだからこそ、自分でもなにかアクションを起こさなければと最近少し焦っています。（漆） <写真：3月の大山南壁、烏ヶ仙> |
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ウェブプラン特製スポーツタオル 弊社特製の新しいタオルが出来上がりました。色は前回のワインレッドから今回は純白になりました。 お客様からは「大判サイズなので使い勝手がいい」とか「肌触りがいいから嬉しい」等ご好評をいただいております。ご希望がありましたら格安でお譲りしています。 特製タオルご希望の方はこちらから→ ［お問い合わせ］ |
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