ウェブプラン
弊社の信条 ■取扱品目 ■お取引きのプロセス ■WebPlanNews ■会社概要 ■お問い合わせ ■リンク ■トップ

 

●WebPlan News

過去 News index >>


2014月10月号

  

天高く馬肥ゆる秋

 「天高く馬肥ゆる秋」は、空気が澄み、絵の具を流したように青空が映え、その陽光はまろやかで暖かく山腹の草木は赤黄に色づき、豊かな秋の景色が浮かびます。

きっとそんな日であった昨月27日、長野県と岐阜県にまたがる御嶽山に登り、青空の下、山頂で眼下の紅葉を見ながらお昼ごはんをいただこうとたくさんの登山者で賑わっていたと思います。

登山をする私にとって御嶽山の噴火は青天の霹靂です。今も煙をあげる桜島等は登山禁止ですが、噴火するかもしれないとの理由で登れなかったことはありません。

この噴火から山は私達の尺度を越えた見識を持たなければ…と思い知らされます。人生約1世紀という尺度とはスケールが違い、地球スケールでの活動、数百年・数万年単位で噴火することです。「百年・千年噴火が無いからといって安心するな」ということでしょう。

 島根県を代表する三瓶山(大田市)も活火山です。約4000年前に噴火し、一瞬にして土砂に埋められた巨木埋没林が今、三瓶小豆原埋没林公園に展示してあり、当時の噴火の威力が伝わります。

 男三瓶・女三瓶・小三瓶・孫三瓶と家族のように名付けられたピークは外輪山で、グルリと噴火口を周っています。中の凹は室の内と呼ばれ、雨水は流出できないため、池として独特の風景がつくられています。近くには今も二酸化炭素などが噴気し、飛ぶ鳥をも落とすということから名付けられた「鳥地獄」という火山活動を残していますが、誰でも訪れることはできます。

 「天高く馬肥ゆる秋」中国では、北方の騎馬民族の匈奴(きょうど)が収穫の秋になると大挙して略奪にやってきたので、前漢の趙充国はそれを見抜き、「馬が肥ゆる秋には必ず事変が起きる、今年もその季節がやってきた」と、警戒の言葉として伝えられたそうです。

 わが国には火山や地震などの専門家がいらっしゃいます。前漢の趙充国はその経験から匈奴を警戒したように、御嶽山は活火山であり、2007年にも噴火していますので専門家達が何かの情報を発信する術はあったように思います。(や)




▲三瓶山 室の内(左)  ▲三瓶山 男三瓶を望む(右)




山陰海岸ジオパーク世界再認定

 平成26年9月22日(月)、第6回世界ジオパーク国際ユネスコ会議において、山陰海岸ジオパークが世界再認定を受けました。また、今回は鳥取市青谷町、鹿野町などの地域へのエリア拡大についても認められました。

 ジオパークとはあまり聞きなれない言葉だと思います。世界遺産との違いは、主に地質に関する自然遺産を保護するだけでなく、地域の活性化に活かそうとする点で、保護を目的とする世界遺産とは異なります。

 山陰海岸ジオパークは、京都府(京丹後市)、兵庫県(豊岡市・香美町・新温泉町)、鳥取県(岩美町・鳥取市)にまたがる広大なエリアで、山陰海岸国立公園を中心に、京都府の経ヶ岬から鳥取県の青谷海岸にかけての、東西約120kmで東京都よりひとまわり大きい広さになります。

 山陰海岸ジオパークの最大の特徴は、約2500万年前にさかのぼる日本海形成にかかわる火成岩類や地層、日本海の海面変動や地殻変動によって形成されたリアス海岸や砂丘をはじめとする多彩な海岸地形など、貴重な地形・地質遺産を数多く観察できることです。

~ジオパークテーマ~
日本海形成に伴う多様な地形・地質・人々の風土と暮らし
山陰海岸ジオパークには、日本列島がアジア大陸の一部であった頃から現在までの、多様な地形や地質が存在しています。そして、それらがもたらす多彩な自然を背景にした人々の文化や歴史があります。(山陰海岸ジオパークHPより)


 このエリアで、また一つ観光や地域振興となる新しいスポットが10月19日に誕生しました。鳥取市の西に位置する湖山池を遊覧船が運航します。

岩美町の浦富海岸などを遊覧する山陰松島遊覧さんが展開されます。

 この湖山池(鳥取市三津地区)では、全国的にも珍しい“石がま漁”が冬季に行われます。石の隙間に潜む魚を棒でつついて追い込み捕獲する漁法で、県指定無形民俗文化財に指定されています。

新しい鳥取の観光スポットに期待です。皆さんも是非一度お越しください。

 “湖山長者”、“因幡の白うさぎ”など昔話や伝説を話す船頭さんの語り部も注目ですよ。(し)







弊社社員が気がついた 「ちょっといい話」を連載しています

 「ぐるない出雲9号」を先日発行しました。

今回のぐるないは、錦織圭選手が全米オープン後の会見時に名前を挙げた「のどぐろ」を記載された掲載店さんが増えたことが印象的でした。

 見知らぬ土地の飲食店を探す時、旅行ガイドブックや知人の紹介の他に、現在ではクチコミサイト、SNSからの情報などより、選択肢や情報量が格段に増えました。最近では、玉石混淆の個人の情報から、キュレーションメディアといって、ある特定の価値をつけて編集し、まとめたり、読者それぞれの嗜好に合わせ、自動で情報が選別されるメディアが、注目を集めているようです。

 ぐるないは山陰に訪れた観光客さんに満足していただけるよう、毎号テーマを工夫しており、今号は出雲大社神門通りの情報も掲載しました。
ウェブ版も併せ、今後、より充実した内容となるよう取り組みたいと思います。( い)



ぐるない出雲9号10月発行!
ぐるないはPC版はこちらからご覧いただけます!


 

前号へ
上へ
   
次号へ

copyright(c)2005 webplan All rights reserved.
株式会社ウェブプラン