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2015年8月号

  

「またか!」の東京五輪

コリアンショップでわが国の有名メーカーとそっくり品を見たときは「パロディ商品か?」と思わず笑いましたが、母国ではそのスナック菓子やカップ麺が堂々と売られていることを知って唖然としました。
 今、話題となっている東京五輪エムブレムの“盗作疑惑”。五輪マークは招致活動の時に、都内各所に掲示されていた桜を丸くデザインしたものかと思っていましたが、いつの間にか新しいエンブレムがつくられていたことは知りませんでした。
 白紙撤回された国立競技場のデザインや建設と、同じ様なものだと思ってしまいます。開催者から何の為につくるのか、いくらの予算で、誰が審査して、コンペ参加者は何の根拠で選ばれたのか等々、私たちが知らないところで、いつの間にか物事が運び、決まっていることに再度、唖然。
 新しいエンブレムはベルギーのリエージュ劇場のロゴの著作者から“物言い”が出たようです。ベルギー側は商標登録していなかったため、登録の必要ない著作権で争ってゆくと報じられています。某国のスナック菓子は模倣したのが隣国であり、争いを避けている面も伺えますが、五輪はわが国が訴えられており、国の威信がかかるイベントです。
 “盗作疑惑”が話題になってから、コンペで選ばれた制作者佐野研二郎氏の記者会見が開かれましたが、会見では本人が説明するだけで、開催者や発注者が居ません。発注者には制作主旨や権利関係等の仕様があるはずなのに、制作者だけが矢面に晒された光景に、またもや唖然。
きっぱりと“盗作疑惑”を否定して「今まで、一切模倣したものは無い」という主旨を述べた氏ですが、その後サントリーのキャンペーン商品にデザインの模倣があったことを認めたので真偽の雲行きは怪しいものです。また主催者側も一律に氏を擁護するようなコメントが続くと真偽はともかく、主催者や発注者側の構造自体に怪しい臭いが漂ってきます。
「東京は3.11を忘れたのか!」「景気の低迷が続く地方は恩恵が無いのか!」云々 国家の威信を掛けたイベントを東京(及び周辺)だけでおこなうことに、地方に暮らす私は唖然とするばかりです。
 きっぱりと“盗作疑惑”を否定して「今まで、一切模倣したものは無い」という主旨を語った氏ですが、その後サントリーのキャンペーン商品にデザインの模倣があったことを認めたので、本丸の真偽の雲行きは怪しいものです。また主催者側からのは一律に氏を擁護するようなコメントが続くと、真偽はともかく、主催者や発注者側の組織構造になんとなくキナ臭さを感じます。
 「東京は3.11を忘れたのか!」「景気の低迷が続く地方は恩恵が無いのか!」云々と地方から叫びたいですが、国家の威信を掛けたイベントが東京(及び周辺)だけでおこわれることに、唖然を通り過ぎ「またか!」と嘆きたくなりました。(や)

隣国で販売されている“そっくり”


招致活動時のマーク


物議を呼ぶ五輪エンブレム


ビールとハイボール

ビールとハイボール 蒸し暑い日が続き、風呂上りや仕事終わりのお酒がたまらなくおいしい季節です。冷えた生ビール・・・本当においしいです。「とりあえずビール」居酒屋へ行くとよく乾杯などでも口にします。
 ではなぜ乾杯はビール?企業のプロモーション戦略や、乾杯時に待たなくていいなど多々あると思いますが、昭和30年頃から普及してきたビールで乾杯の文化は、根強く広く浸透しているようです。
 さて最近の私、実はある飲食店さんでこの「とりあえずビール」を「とりあえずハイボール」にするという面白い試みをさせていただきました。
 なぜハイボールなのか?同じ炭酸で喉ごしがよく爽快感があり、ウイスキー自体が体に負担の少ないお酒、などの理由もありますが、一番はお店の利益率。ビールよりハイボールを、という思いから「とりあえずハイボール」に。ドリンクメニューからはビールが消え、ハイボールが堂々の1頁目を飾り、これでも頼まないのかと言わんばかりです。
 メニュー見れば、きっとハイボールが飲みたくなるはずです。いや、注文しなけりゃいけない雰囲気になるかも知れません。どこにあるお店?そういうメニューを作ってみたい!そんな時は私(佐藤)までご一報を。(さ)

弊社社員が気がついた 「ちょっといい話」を連載しています

 今秋の9/20~22隠岐にて音楽イベント「音つなぎ アコースティックフェスティバル2015」(ototsunagi.com)が開催されます。2013年に著名なミュージシャンが多数集まり話題となったイベントで、サザエや地魚バーベキューが食べ放題なども魅力なのですが、今年はイベント運営資金の調達に「クラウドファンディング」を使っていることが注目のポイントとなります。
 「クラウドファンディング」とはイベントや製品、サービスなど、アイデアの実現のために、インターネットを通じて不特定多数の人から資金の出資や協力を募る取り組みで、3年ほど前は被災地の支援活動にもよく利用されました。最近では、島根県内でも書籍の発行やゲストハウスの建設などの事例を目にするようになってきました。(faavo.jp/shimane) 
これからは小さな組織や個人でも「情報発信」や「アイデアのニーズの把握」「資金の確保」がしやすくなり、魅力的な町のイベントも増えそうで注目です。(い)

 

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