暖かい新年となりました。外出には良いのですが、手放しで喜ぶことができません。冬物衣料品や暖房商品は販売低調となり、スキー場の雪不足は深刻です。
「一年の計は元旦にあり」というように、新聞関係者は、その年の景気を元旦付け新聞(本紙・別刷り、さらに折込チラシの量)で景気を占います。
新聞の別刷りとは、本紙とは別の特定のテーマでつくる特集版で、本紙に挟み込まれて配布されます。例えば、「正月のテレビ番組」「スポーツ」「芸能などのエンタメ」等で、社によっては企画の特集版に「二部」「三部」等のタイトルをつけています。それぞれが8~40頁の量で、特集記事に加え広告頁がたくさんとってあり、ひと括りにされます。
元旦付けは本紙・別刷りと多量の折込チラシも一緒なので分厚く、かなり重たくなります。重さは通常配達される本紙が約200g(40頁)~120g(24頁)程度なのに対して、約3倍以上に達する上に、折込チラシがドーンと数十枚も加わって、合計で1kgから1.5kgになります。
今年、我家に届いたものは本紙・別刷りで約510gとチラシが580gで約1.1㎏。これはほぼ昨年並みでしたが、この量と厚さが増すほど景気は熱くなるといわれ、関係者は記事の内容はもとより、広告やチラシの厚さを気にして、「前年より増えた」とかライバル他紙と競います。
元旦の配達は、常日より重たく厚い新聞となるため、普段より早く準備されます。100世帯で100㎏以上にもなり、配達用のバイクに積める量は限られるので、何度か新聞店に戻って配達するので時間もかかるということです。
私は毎年、元旦付けの広告を楽しみにしています。今年の全国版全面広告を見ると、ブラジルカラーのネイマールの顔を大写した上に「夢に挑もう。世界を進めよう」のパナソニック(右上)。ハートを形づくりカラフルなデザインで「この世界のすべての心にWOWをつくろう」と新しい年に希望をつなごうというメッセージのトヨタ(右下)。その中には「東北に笑顔を」と復興を意識しています。この2社や他広告にも2020年の東京五輪を意識した内容が目立ちました。
来る五輪に向け経済も熱くなって欲しいものですが、新聞広告から見ると昨年並みと占います。申年だけに「木から落ちる」ことの無いような年でありますように。(や)