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Webplan News  2018年8月号

  

「8月や 6日9日 15日」

「8月や 6日9日 15日」は昭和20年の悲惨な記憶と敗戦を詠んだ句ですが、最近は何の日なのかわからなくポカンとする人も多いとか。平和ボケになったのか、日々の生活に追われてご先祖様の命日を忘れたようなものですが、73年の長い間に一度も戦争が無く平和が続いてきたとも言えます。
 「鎮魂の8月」といわれる広島・長崎の原爆投下と、続く敗戦の日から約70年余りが過ぎ、さらに日航機墜落事故からは33年が経ちます。供養するのは先祖や家族に限らなく私たちも手を合わせたい気持ちになる8月です。
 お盆中はご先祖様が彼方からお帰りになり、近親者が訪ねてきて会話が弾みましたが、お盆を過ぎるとなんだかもの悲しい気持ちになり、口数も少なくなります。まるで恋人を駅まで見送り、電車が見えなくなった時のような切ない気持です。
 そんな気持ちを慰めるように、送り盆として精霊流し、また京都では五山送り火、島根県では西ノ島町のシャーラ船送りなど「ハレ」のエッセンスが加わるお祭りが地域の行事として引き継がれています。
 安来市で8月14~17日におこなわれる「月の輪神事」は「出雲風土記」に「昆売崎(ひめさき)伝承」の物語として記されたことをルーツとした伝統あるお祭りで、約1300年の歴史を誇るといわれています。物語は鮫(ワニ)により、命を亡くした娘の霊を慰めるため、鉾にワニを刺し、刺したワニが月の輪に見えたことが「月の輪神事」の起源とされています。「奉献」と描かれた三日月の灯篭は装飾灯篭として、また山鉾として、各町内の山車(神輿)とともに繰り出し夜遅くまで賑わいます。
 この「月の輪神事」は京都の祇園祭や葵祭に似ていると思います。祇園祭の先頭を歩く長刀鉾は三日月の灯篭を飾った鉾、各町内毎に巡行する山車の様子などいくつかの共通点があります。巡行中に立ち寄る市内の賀茂神社と糺(ただす)神社は京都の下鴨神社(正式名:賀茂御祖神社)、また糺神社は下鴨神社の境内にある糺の森となにがしの関係があるのではないかと思います。
 山車を引く掛け声は「エンヤ エンヤ デゴ デットーヤー」は「みんなみんな、出てきて手伝えよ」という意味。お盆が過ぎたら家から出て汗を流しなさいという意味にも受取られ、「重い腰を上げて日常に戻るように」と聞こえます。(や)

↑「夕日」宍道湖 ↑「夕日」淀江町

高速道路の料金割引

 平成30年7月豪雨により、比較的被害が少なかった山陰地方でしたが、隣接する岡山・広島県の被害は甚大なものでした。中でもインフラの被害は観光シーズンの8 月に及ぶのでは?という不安がありました。
 山陰でもJR伯備線の土砂災害は陰陽を繋ぐ幹線で利用者が多いので、ビジネスや観光またお盆の帰省などに大きな影響が出るのではと心配していました。ところが予定を2 週間短縮して8 月1日に全線開通してほっとしました。復旧にはJRさんなど大変なご苦労があったかと思います。
 一方お盆の高速道路料金割引は今年は変則的でした。「渋滞の緩和」が目的ということで、「11 日(土) ・12 日(日)」の割引を止めて「9 日(木) ・10 日(金)」を割引日にする内容でした。観光シーズンの8 月、前月の豪雨被害の影響もあり、多くの観光客に来ていただきたい山陰地方にとって、平日の料金割引はいかがなものでしょう。
 都会地では大きな渋滞が発生するもの、山陰の高速道路では比較的少ないので、まるで土日が休日のサラリーマンを狙った変更と言えます。山陰など観光が大切な産業である地域は思い切った割引をして欲しいものです。願わくば2011 年に終了した「1000 円乗り放題」です。この期間中は観光客が増え、関連する地域の飲食店なども潤いました。

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