経験したことの無い危機
毎日新型コロナの話題が絶えません。在宅勤務や学校の休校のせいか、TV から流れる患者数や支援策などを伝えるコロナ報道は視聴率アップにつながっていると聞きます。電話や職場で取引先などとお話しすると必ずこの話題がのぼり、今までに無い程の関心の高さが伺えます。おそらく大きな災害、事件・事故に匹敵する出来事が進行しているのだと実感します。
弊社が発行するグルメ情報紙「ぐるない」は新型コロナに直撃されました。出雲版発行は4 月に予定していましたが、発行延期を決めました。それでも宿泊や観光施設からの在庫切れの連絡があるので、売上は無くても増刷して配布を続けています。松江版は取材・営業が今月予定でしたが、こちらも事態を見守っております。
私は2 度のオイルショックとリーマンショックを経験しています。また阪神・淡路の震災、2011 年の東北の震災も覚えています。その経験からトイレットペーパーがお店から消えた現象は「繰り返すのだな~」と感じたものの、今回のコロナショックは少し質が違い、かつて経験した事の無いような危機を覚えます。
2008 年リーマンショックは米国の大手投資銀行の破綻から株価が反応し、関連する債権が焦げ付き、回収を求めて債権者が家を売り払い、入居者は住まいを追われる事態が問題になりました。その後日本の金融機関が連鎖を受け、さらに製造業やサービス業に波及して数多くの企業が打撃を受け、地元経済も低迷しました。
今回のコロナショックの発症は中国武漢と言われていますが、直接には日本の中枢が発する号令「緊急事態宣言」です。「外出自粛要請」や「営業自粛要請」などによって、翌日から私たちの生活が制限されました。人の往来が減り、毎日顔を出していた職場は出勤制限、観光シーズンを迎えた施設は休業、イベントや催事の中止、新年度恒例の歓迎会などが取りやめとなってしまい、いきなり影響を受けました。企業は営業ができなく売上がダウンし、お客さんが激減した飲食・観光業などは毎日の売上は殆どありません。先行きが見通せない店舗や企業は危機感を隠せませんし、資金繰りが深刻です。
私どもは、お世話になっている飲食関係の皆様のお役に立てないかと思案しております。飲食店様のお食事券をお店のファンの皆様に購入していただき、そのお金をお店の資金繰りに充てていただけないものかと進めていますが、決済や利用時のスマホアプリの設計など技術面に壁があります。お知恵を貸していただける方はぜひお聞かせください。
もうひとつ、資金繰りに切迫しているお店や企業がありますので、早めの行政支援をしていただきたいと願います。(や)
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松江城は閑散(4月19日) |
人影のない歓楽街(4月19日) |
自粛ムードの中、息子と一緒に
4月から弊社に新しく入社いたしました、杉原優介と申します。弊社の岩田とは幼馴染です。私はパソコンを扱うことが比較的得意で制作などを主に携わらせていただきますが、時には営業で出掛けることもありますので、皆様とお目に掛かる折は宜しくお願いします。
新年度から新型コロナウイルスの影響は衰えず、いつまで続くか分からなく、目に見えない恐怖と日々戦い続けなければなりません。世界から新型コロナウイルスという脅威が消滅することを願っています。
さて、自粛ムードの中、私の5 歳になる息子から公園で運動をしたいとせがまれ、スポーツ用品店でゴムボールを購入しました。今までスポーツには興味が無かったので驚きました。保育所での影響か、何かを見たのか分かりませんが、休日の公園で一生懸命ボールを使って一緒に身体を動かしました。将来の大きな夢としてサッカー選手やバスケットボール選手などになればと思い、私は温かく支えてやりたいと思います。
自粛ムードで外出を控える現在、プロ野球やJ リーグ、バスケットボール等の試合も中止や無観客試合により、その場の雰囲気が味わえない状況です。スポーツが好きな子供たちが目前で選手たちを応援できるよう新型コロナウイルスの早期の解決を願います。
早くコロナウイルスが落ち着いて、一緒にスポーツ観戦を楽しみたいと思います。(す)
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