ゲリラ豪雨

▼大山９合目木道から（９月）

　ゲリラと聞くと身の毛がよだつような恐怖感を覚えます。私などはベトナム戦争をモデルとした映画「地獄の黙示録」の『ベトコン』を思い出し、『ゲリラ戦争』の著者、『チェ・ゲバラ』と重なって『奇襲攻撃』を連想するインパクトの強い恐怖感ある言葉です。
ゲリラ豪雨は「切れる」「孤独死」などと共通しており、近頃の人や社会が極端な方向に向っているように、天候も極端になってきたことを代表する言葉だと思います。
　少し前まではゲリラ豪雨という言葉は無く、代わりとして「夕立」や「集中豪雨」がありました。「夕立」といえば夏の風物詩であり、暑さを一掃する爽快感ある響きをもっており、夕立後の涼しさは夏の風情を感じる情緒ある言葉です。
　今年はゲリラ豪雨の他に「猛暑日」が続き「熱中症」患者が増加し、言葉通り、暑さとその被害も極端でした。どうも風情や情緒を感じない言葉が巾をきかせた夏でした。
　建ち並ぶビル群を襲う都市のゲリラ豪雨は排水溝から噴出する雨水や地下鉄の階段を川のように流れる光景を連想でき、まさにゲリラがやってきたようでぴったり合いますが、山陰の築地松の風景にゲリラは似合うでしょうか。梨畑にゲリラがやってくれば梨が不味くなります。
　マスコミの影響か、標準化した言葉を使うのも結構ですが、なにもかもそのまま受け入れるのはいかがなものでしょうか？
　山陰には固有の気候や歴史、地形、風俗習慣などから生れた言葉があります。
「にょーばんこ」「にょば」＝「（若い）女性」
「おべる」＝「恐ろしい」
「ちょんぼし」＝「少し」「小さい」など　松江では今も使われています。
私達の祖先は情緒溢れる言葉をつくり出してきました。そんな言葉を使っていた昔は今のように極端なことをする人は少なかっただろうと思います。（や）

脱独身

私は30歳の独男です。数年前より婚活がブームですが、この「婚活」という言葉は、『「婚活」時代』という本からブレイクした言葉で、本書では未婚化・晩婚化の進行の要因の1つとして、社会環境の変化により独身男女が出会う機会が減少していることを挙げています。島根県でも婚活を支援する動きが高まっているようで、独身男女の出会いの場づくりに取り組む民間団体等に対しては、会場費や広報費等の経費について県が交付金を助成してくれます。その他、出会いの場を提供する企業・店舗は助成はありませんが、県に登録すると「しまね縁結び応援団」の名称を用いてイベント・企画をＰＲでき、県のホームページでも紹介してもらえます。これらの出会い情報は、縁結びメルマガ『恋みくじ』に登録すると随時ゲットできます。
ところで自らの手で相手を見つけて燃えるような恋愛の末、結婚を決めたいと思っていた私には、税金投入により出会いの場を提供してもらうというのは情けない気もしましたが、なんだかんだで早速登録してしまいました。早くメール来ないかなー。（あ）

▼島根美少女図鑑 創刊号

弊社社員が気がついた　「ちょっといい話」を連載しています

　週刊誌の表紙に美少女をもってくることで売れ行きが増加するという事で、一部の週刊誌を除いて多くは美少女を起用するのが流行（はやり）と聞きます。テレビではキャスターやアシスタントに美人を登場させ人気を高め、視聴率アップにつなげています。また秋葉原を代表する萌え系のオタクは日本ばかりか世界的な広がりをみせており、美少女がもてはやされている現在です。
　1980年代経済成長の勢いの中、おニャン子クラブはそれまでの「スター」「アイドル」の枠を乗り越え隣のお嬢様的な魅力が中高生をはじめとした熱いファンに支えられ、現在のAKB48人気の元祖といえるブームをつくりました。
　現在の美少女図鑑や美人時計などは美少女ブームの好みが媒体を変えて繰り返しているようです。
　弊社は今度「島根美少女図鑑」とともに「島根KIDS図鑑」を発行することになりました。弊社のメインである公共事業をはじめ行政との関わりが深い仕事や企業様の販促などとは対極にあるジャンルだと思っていたのですが…。
　来年2月の発行に向け、楽しみと少しの不安を持って「島根KIDS図鑑」は動きだしています。（こ）