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Webplan News  2016年12月号

  

高級食材松葉ガニ

  昭和の景気の良い頃です。冬グルメの最高峰のひとつ、トラフグの刺身を絵皿に盛った「てっさ」をはじめていただきました。貧乏サラリーマンゆえ、お代は連れ合いの奢りでした。絵皿に花びらのように綺麗に並べられた薄造りを、一枚取って味わう私を見た連れ合いは「フグはこうやって食べるのだ。」と絵皿の上に箸を置くと、そのまま1周回し、箸の上に山盛りになった刺身の塊を醤油皿にサッと通すとポンと口の中に入れました。豪快な大名食いです。私も真似て半周程回していただいたことがあります。その時私は貧乏性なのだと自覚しました。ひと皿の価格が頭に張り付くと食欲より自制心が先立ち、大名食いが出来ないことがわかりました。当時はトラフグはなかなか口に入らない高級食材でした。 
  山陰の冬の代表的な食材、松葉ガニ。昭和の頃はカニと云えば松葉ガニを指し、時々食卓にのぼり、一杯二杯と食しました。足折れのカニなどは庶民的な価格で、「てっさ」料理の比ではなかったと覚えています。

今年の初セリでは一杯130万円の値が付くほどの高級食材となった松葉ガニ。温泉旅館のカニ付きプランを求めて、大勢の観光客が山陰にお越しになります。この時期は温泉旅館のみならず、ビジネスホテルでもカニ目当ての宿泊が多いと耳にしました。カニの魅力は、「のどぐろ」人気が高まった時、居酒屋等にも波及したものと推察します。
 テレビ番組によれば、近年のアジア諸国の発展に伴い、彼らの食文化も変わってきたようです。隣国でもカニは珍重され、この季節家族で上海ガニを食べることが贅沢だったそうですが、最近では高所得層を中心に、松葉ガニやタラバガニ、毛ガニ等日本人が食してきたカニの人気が高まっているそうです。日本に旅してカニを食べてその美味しさを知った方が上海ガニの替わりに食するそうで、この季節はカニ需要がグッと高くなるそうです。そして価格は跳ね上がり、ロシア産などは隣国に買い負けているということです。さらに違法な操業や乱獲によって漁獲量は減り、量型も小さくなっており、私が毎年何気なく食べ続けたカニは、思っていた以上に高級食材になってしまったようです。

鳥取県は「蟹取県」として旗を掲げ、知事自らお得意の駄洒落を交えて情報発信されたり、タグを付けるなどして、ブランドの強化をはかっています。カニを求めての県外からの観光客が増え、停滞する景気にカニもひと役かって業界の伸びしろが増えればと願います。
 観光客には「ようこそウェルカニ」、我家の食卓は「カニはないカニ?」となりそうな年末です。(や)

大山元谷から北壁を望む(12月)   

共生社会の実現に向けて、年末に思う

 鳥取県は、障がいのある方への必要な配慮などを理解して、障がいのある方に対してちょっとした手助けなどを実践することにより、障がいのある方が暮らしやすい地域社会(共生社会)の実現を目的として「あいサポート運動」を展開しています。
 今年も、鳥取県主催の平成28年度鳥取県障がい者芸術・文化作品展「あいサポート・アートとっとり展」が開催されています。先日、表彰式がありました。アトラクションの中で、全盲の視覚障害者の方が作詞した「イエローライン」に影山さゆりさんがメロディーを付けられ、ライブで披露されました。マンガ家の方と障がい者の方が共同で漫画を制作されるなど、地域や社会の交流において共生社会の実現の向けた取り組みに意義深さというものを実感しました。またコラボレーションの必要性を感じました。まず、お互いを思いやり、尊敬することが、すべての始まりのような気がします。毎年鳥取養護学校のクリスマス会にお邪魔させてもらっていますが、最高の笑顔のこどもたちと接しているといつも、こちらが癒されます。いつも感謝の気持ちでいっぱいです。
 日々の生活の中で、なにげない声掛けや行動が、障がいに対する理解を深めることにつながるのではないでしょうか。健常者も障がい者も一緒に歩む共生社会の実現に向けて、少しづつですが前に進みたいと思います。皆様にとって、来年が素晴らしい1年になりますように。(し)

弊社社員が気がついた 「ちょっといい話」を連載しています

 

「ぐるない松江23号」を発行しました。「ぐるない」は店舗掲載の継続率が高く、約半年~1年を通して配布していますので、タイムリーな情報よりも、長期の発行になじむ情報を取り上げることが比較的多くなります。そんな中でも、他メディアで拾いきれてない情報を載せることができた時はうれしく感じます。
 例えば、最新号では「隠岐牛」の食べられるお店を2店舗掲載することができました。隠岐牛は全国で100頭程度しか市場に流通していない希少な和牛です。2年ほど前、全国放送のバラエティー番組で中華のアイアンシェフ、脇屋シェフが“幻の牛”として紹介していました。 
 玄丹そばを食べられる店も、協議会で作っておられる数千部の冊子でしか閲覧できませんでしたが、ぐるないに載せていただいたことで、毎年万単位の県外客に見ていただけるようになりました。普段メディアで発信しておられない地元のお蕎麦屋さんを知っていただく機会にもなりました。
 今後も観光客、ビジネス客の方に少しでも“発見”を提供できる情報紙「ぐるない」にしたいと思います。(い) 

 

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