ウェブプラン
弊社の信条 ■取扱品目 ■お取引きのプロセス ■WebPlanNews ■会社概要 ■お問い合わせ ■リンク ■トップ

 

●WebPlan News

過去 News index >>


Webplan News  2017年10月号

  

鳥取のパブリシティー・広報戦略

上野動物園の赤ちゃんパンダの名前が決まりました。先月、小池東京都知事から発表され「香香(しゃんしゃん)」と命名されました。
 この発表から間髪を入れず、鳥取は「しゃんしゃん祭り」にちなんだ名前ということで、情報を発信。するとマスコミ各社がこのネタと「しゃんしゃん祭り」をあわせて報道しました。鳥取県庁では、上野動物園の赤ちゃんパンダに「しゃんしゃん傘」を贈るという記者発表なるものを設定し、傘を受取る側のゆるきゃらにはパンダをモチーフにした大山町ご当地キャラクター「むきぱんだ」君(右参照)を配し、思わず笑ってしまう演出です。さらに駄洒落で有名な平井鳥取県知事も「『パンダはシャンシャン、ダンパはしゃんしゃん(祭)』パンダもダンパも鳥取が応援団になる」とお得意の一句を披露され、これも面白ネタとして全国に発信されました。
 またも、全国ネタのニュースに便乗し、全国に流す鳥取の荒業を拝見させていただきました。過去には「すなば珈琲」や「蟹取県宣言」の駄洒落から有名になった鳥取が、またもや確信犯的なパブリシティ戦略をしたなあと関心しました。
 しゃんしゃん祭りの傘は庶民の雨乞い踊りがルーツにあると聞きます。干ばつによる食糧難に、庶民が傘を持って祈り踊ったという伝承です。中世の鳥取で思い出すのが、戦国時代に豊臣軍の進行に対して篭城戦をとった鳥取藩です。包囲され、武士も庶民も長い食糧難からやせ細りました。カエルをも食糧にする姿をキャラクターとしたのが「かつ江さん」です。「鳥取の飢え殺し (とっとりのかつえごろし)」が由来のこの名と、痩せこけた体に継ぎはぎだらけの貧相な着物姿でカエルを逆さに持つイラスト(下参照)は、可愛いキャラと異なり強いインパクトがあり、公表されると全国から数多くの反響があったそうです。「貧相な鳥取を表現するのはいかがなものか」などのネガティブイメージにより、3日間で撤回されました。替わりに鳥取城のマスコットには「とりのじょう」が採用されましたが、世間の反響はもうひとつだったと聞きます。
 鳥取のパブリシティー・広報戦略にはいつも感心させられます。最近はAI(人工知能)も駄洒落をつくるようですが、この分野は鳥取に軍配があがるようです。(や)

▲かつ江さん ▲むきぱんだ君

飲食店のスタッフ不足

 年末にむけて「松江版」、「出雲版」とぐるないを発行します。松江版は次号で25号となります。只今営業中ですが、こんなことがありました。
 もともとお店の情報を広く宣伝されているクライアント様ですが、掲載の確認のために伺った際、今こういった飲食情報紙の広告はほとんど止めいてると言われるのです。理由は人手不足。お店は松江の人気店で繁盛しているのですが、厨房や接客の出来るスタッフが少ないとのことでした。人手が足りないと来店されるお客様の予約も受けれず、お客様を入れることができません。客席の多いお店でも1番の稼げる週末にフル稼働できないということです。お客様は来店されても入れない、なんとも歯がゆい状況なのだそうです。という訳で広告によってお客様が来られても困るので掲載しない。
 この話は営業をしていて5年くらい前から耳にするようになりました。何かいい方法はないのかと聞くたび私は色々考えています。飲食店を人気の職種にするにはどうしたらいいのか、どこも真剣に考えておられるようで、最近では飲食店のWEBサイトでもただの求人ではなく働く事の楽しさや、その後のビジョンまで明確にしたつくりのWEBサイトも多くみられます。飲食店を盛り上げ、働く楽しさを伝えられることそれが何かいい商品にならないのか…。今後の私の課題です。(さ)

▲リンドウ(吾妻山) ▲吾妻山登山道から(10月)
※本文とは関係ありません。

前号へ
上へ
次号へ

copyright(c)2005 webplan All rights reserved.
株式会社ウェブプラン