今年を振り返える
米国大統領が発するツイッターのメッセージが国家間の関係や経済に影響し、株価やオイル価格に影響された年でした。加えて国内では夏の猛暑やゲリラ降雨などの異常気象の多発、また北海道では大地震も発生しました。7月の西日本災害は隣県の岡山・広島県で多大の被害見舞われました。もし梅雨前線がもう少し北側に移動していたら、山陰も甚大な被害があったかもしれません。今年の一字に選ばれた「災」が象徴する一年でした。
人材難は地方でも深刻です。弊社でもハローワークに求人をお願いしても人材が集まりません。中小零細企業は人材難と高齢化から先行きを見通せなくなっている方々もみられます。団塊世代の大量リタイヤによる人材難は予測できたにもかかわらず、有効な手を打てない政治にもどかしさを覚えます。
そんな声をよそに2020年の東京五輪だの、2025年の大阪万博だのと浮かれる様子をみるとため息がこぼれます。11月に大阪万博の開催が決定したシーンをテレビで見ました。「いのち輝く未来社会のデザイン」というテーマにもかかわらず、オジサン達の喜ぶ姿に違和感を覚えました。
先の水害で関西国際空港の脆弱さが指摘され、また大阪駅の北側の広大な空き地は未だ開発が進んでいないなどの懸案が残されており、「他にすることがあるだろう」と疑ってしまいます。百歩譲って、大阪の起爆剤となるならと歓迎モードに切り替えてみても、例えばメイン展示は何を持ってくるのだろうか?と心配してしまいます。1970年大阪万博は「月の石」、2005年愛・地球博は「冷凍マンモス」が集客にひと役果たしましたが、「あの程度の展示なら長時間並んで見るよりネットで見ればいいや」と思うのは私だけでしょうか。メイン展示だけでも「どうするの?」と思います。
私は関ヶ原の戦いの東軍の勝利や明治の東京奠都を快く思っていません。商都大阪の発展を期待している西日本贔屓です。万博の開催は若者や地方、それに海外も巻き込んだワクワク感溢れるようにできないものかと注文したい気持ちです。決してオジサン達主導にならないこと祈ります。
今年も皆様に大変お世話になりありがとうございました。次年の皆様の発展を願います。(や)
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大山の初冠雪 |
冬の大山北壁 |
年末年始の経済効果
年末年始といえば、実家への帰省、長期休暇を利用した旅行、今しかできないウィンタースポーツ、セール品の買い物など人の往来が激しい時期となります。ヒトが動くということはカネが動くということにもなります。
さて、年末年始でどのくらいの経済効果があるのでしょうか。その額、2兆円程度と言われております。総世帯数4700 万で除算すると、世帯当たり平均約43,000
円となります。では、その43,000 円をどこに支出するのか、業種によっては繁忙期を迎える企業様も多いのではないでしょうか。
弊社では折込チラシを請け負っております。特にこの時期の折込チラシは、各社とも非常に見応えがあり、購買意欲を掻き立てられ、見ているだけでも楽しくなるチラシとなっております。潜在的に欲しいものを、チラシの後押しで、思わず購入してしまいます。
クリックだけで買い物ができる時代ではありますが、山陰がもっと活性化するよう、弊社としても“ 折込チラシの表現力”をより高めていきたいと思います。(と)
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ぐるない松江版27号発行しました。 |
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