情報の有料・無料

　新聞を購読すると費用はかかりますが、チラシは閲覧できるし、古新聞は読んだ後も何かと役に立ちます。ホームページの普及した今では新聞各社は最新のニュースをHP上に公開しており、購読していない新聞の情報も無料で見ることができて役にたっています。地方に住む私はマイカー通勤のため通勤電車の中で新聞を読む機会は無く、忙しいと購読紙も目を通さない日もあります。
　その中で無料で「今日の朝刊」を聞くことができるというサービスを読売新聞と日経新聞が配信していました。これは自宅のPCから携帯音楽プレイヤー（ipodなど）に自動的にダウンロードして、朝の通勤途中に車内で運転しながら聞けるし、長距離運転時などにまとめて聞くことできるのでとてもありがたく利用していました。ところが、日経新聞は昨年の4月から有料化となり、読売新聞は12月に終了し残念です。
　情報は基本的に有料で、広告が補足するものと理解していますが、HPやフリーペーパーの普及により有料/無料の境がファジーになってきて、出版・マスコミ関係者は難しいポジションに立たされています。
　昨年に引き続いて逆境に立つ業界に身を置く私共もネットだけではなく、見たい情報を無料（安価）で見たい人にご提供する工夫をおこなわなればと考えさせられます。今まで以上に効果が実感でき、お客様のご負担が少ない仕事に取組んでゆきたいと思います。（や）

追伸）
　例年、年賀状の原稿づくりに困る私ですが、毎年楽しみに拝見する方の年賀状を紹介します。思わず笑ってしまい、関心してしまいましたが、眠っていた右脳に刺激をいただき、豊かな表現を羨ましく拝見しております。

今年は３Ｄ元年？

　新しい年2010年がスタートしました。今年はいったいどんな1年になるのでしょうか。私が楽しみにしているのは、２月から始まるバンクーバーオリンピック、そして６月から始まるサッカーワールドカップ南アフリカ大会の2つの世界的なスポーツイベントです。1994年以降、冬季オリンピックとワールドカップの開催年が同じになりましたが、４年に一度睡眠時間が少なくなるのは私だけではないと思います。オリンピックやワールドカップが開催される年には、より迫力ある映像でということからか、テレビや録画機器の需要が伸びる傾向にありますが、今年は３Ｄテレビが注目を集めるかもしれません。現在公開中の映画「アバター」は３Ｄ映画として多くの観客動員を記録していますが、今春から各社は家庭で３Ｄ映像が体験できる機器の販売を本格的にスタートします。
　ワールドカップの際には、アメリカのスポーツ専門チャンネルESPNが採算性などを評価するための試験的に６月から３Ｄ放送のチャンネルをスタートし、スポーツ放送を３Ｄで提供する予定です。またソニーグループは積極的な取り組みを見せています。世界各地でのパブリックビューイングのハイライト上映実施やダイジェストの３D映像をブルーレイディスクで販売予定など、ワールドカップを機会に３Ｄをより身近にしようという取り組みが加速しそうです。
　個人的には、３Ｄ映像はインパクトはあるものの目が疲れそうだし、臨場感といっても生で見るのには遠く及ばないだろうし、普及するかどうか懐疑的なところです。普及のためには３Ｄによる表現ならではの魅力的なコンテンツが必要になると思われ、それが果たしてどのようなものなのか、これからの動向を見守ってみたいと思います。（う）

弊社社員が気がついた　「ちょっといい話」を連載しています