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Webplan News  2021年3月号

  

鷲峰山と花粉症

 鷲峰山は鳥取市の西南鹿野町に位置し、東方向から眺めると鷲が翼を広げたような山容から戦国大名の鹿野城主亀井茲矩が命名したといわれるシンボリックな山です。裾野から植林された杉林が続き、風雪で折れた枝が登山道を覆い、長く枝打ちをした様子も無い杉林の中を登ります。標高921mとそれ程高さがあるわけではありませんが、古仏谷ルートからは約4.3km と長い登山道が続きます。
 私は重篤な花粉アレルギー患者です。今年は1 月から症状が見られ、かかりつけ医から与えられた薬を毎日飲んでいますが特有の症状に悩まされています。この日も鼻水・くしゃみに効く薬を飲み、目薬を入れ、さらに鼻穴にワセリンを塗ってマスクもして出掛けましたが、杉林や足元を覆う枝には既に花袋が黄色く膨らんでおり、花粉の源泉を歩くのは“ 飛んで火に入る夏の虫” で鼻水と涙目と闘いながらの山歩きです。
 ブナなど広葉樹林が茂る中を歩くと、森林パワーをいただくようで心は和らぎ、気持ちいいのですが、杉林は暗く、植生は乏しいので爽快感はありません。この季節の山歩きは楽しさに水を差されたようで、いっそ山々の植林杉を伐採してほしいと叫びたくなります。
 八百屋に並ぶ品から季節感を感じますが、ドラッグストアの商品展示が季節病をストレートにあらわしています。国民病と言われるようになってから20 年以上、この季節のヘルスケア関連だけでも1 千億円/ 年以上の市場規模だそうです。花粉症対策に掛ける林野行政が進まないのはなぜでしょうか?このヘルスケア業界の圧力とは思いませんが、流行りのコロナに匹敵する疫病のように悩ましいものです。悩めるたくさんの人たちのために花粉症撲滅計画をたてて多様な木々を植えるなど対策をしていただきたいと願います。
 8合目過ぎると周りは雪景色に変わり、マスクを外して軽快に雪上を歩きました。山頂からは湖山池、鳥取市内が望めます。北に広がる日本海は薄く黄色く霞んでいます。水平線は見えなく視界は不良、どうやら花粉の他にもありがたくない疫病の原因となる砂が飛来しており、もうひとつの不安が見えたようです。(や)

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鷲峰山を望む
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鷲峰山八合目付近
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山頂の看板
鷲峰山山頂(2021.3月)

ドローン撮影

 寒い季節からだんだんと桜が咲き始める暖かい季節になってきました。通勤時には、新しい生活を始める新社会人や新学期を迎える学生たちとすれ違うたびに、私もなんだか新鮮な気持ちになってきます。
 先日、ある企業様より空撮依頼をいただきましたので、ドローンの手配をして現地で空撮を行いました。冬の期間から空撮の話をいただいており、雪がない晴れの日で撮影することが条件に加え、ドローンを飛ばすため、風がない日を調整する必要がありました。今回の撮影場所は海岸付近だったため、天気が良くても風が強いこともあり飛ばすことができず、好条件を揃えるのに時間がかかりました。
 おかげさまで撮影当日には、写真の加工をしなくとも、そのままの素材で使えるキレイな写真が撮れたのでプレビューを見たお客様も大満足の様子でした。今回、ドローン撮影を初めて体験し、準備から撮影までの流れを一通り勉強する機会をいただけました。
 撮影後はホームページのスライドショーに公開し、写真のおかげで商談が増えたと嬉しいご連絡をいただきました。
 違う角度から見た写真は臨場感があってお客様が興味を引くものとなります。弊社でもホームページや動画の一部として空撮が必要でしたら現地まで伺い撮影をさせていただきます。春は色々な新しいことが始まる季節です。私も新しいことを積極的に挑戦してみたいと思っています。(す)

梅
ドローン
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